帯津三敬塾クリニックセミナーに参加してきました

太極拳の実用性とおもしろさ』〜帯津三敬塾クリニックセミナーに参加してきました。
自分が探求している、<気>ランニングと動作療法を深めるという意味もあり、このセミナーに参加しました。
ラソンウオーキングを含め、広い意味での「ボディーワーク」ということです。
話を聴いていて90分があっというまに過ぎました。話が終わって、約100名の参加者は誰も帰ろうとしませんでした。私だけが最初に、一人だけ、この会場をあとにしました。参加された方々の真剣さを感じました。
医療太極拳は、西洋医学漢方薬の効果が期待できなくなった、様々な重病患者さんが最後にいきつき、効果を発揮した例はたくさんあるそうです。
講師の鵜沼宏樹先生は、とにかく無心で真似をすれば、下手でも治療的な効果があると繰り返していっておられました。それと、うまくなってから効果が上がるのではない、という点が新鮮でした。さて、それはどうしてでしょうか。
以下に簡単にまとめてみました。

1)ゆっくり動く→呼吸もゆっくり→横隔膜が充分動く呼吸→腹式呼吸
2)武術的な動き→「流しては打つ」リズム→規則正しい呼吸のリズムが形成される
3)手を解放してリラックス→副交感神経優位→免疫力が高まる

さて、みなさんはどうお考えでしょうか。その他、興味深い話をいくつかあげます。

○中国では近年、競争の激化と生活テンポの加速化がもたらす身体の不調の改善に対して太極拳の効用が期待されている。上海?では、24時間宅配マクドナルドとケンタッキーがあるそうです。

○「有酸素運動」は「遅筋(赤筋)」しか鍛えられないが、太極拳だけが素早くパワーを発揮し転倒を防ぐ「速筋(白筋)」も同時に鍛えられるのだそうです。
さて、私が関心があるのは<気>ランニングでいう、太極拳はすべてのスポーツに応用できる、という点です。話を伺いながら、動作法にも似ているし、体幹ランニングにも似ていると思いました。たいへん興味深いです。