宮本輝川三部作読了/今日から値上ラッシュ、パンも菓子もガソリンも

■私がこの三部作を読みだすことになったはっきりとした理由はありませんが、多分北村年子さんの大阪ホームレス殺人事件の本を読んだ直後で、その事件の現場と『道頓堀川』の舞台が同じ(戎橋)だったことで、古本屋に立ち寄り手にとったそのときに買ってしまったように思います。
私は『道頓堀川』『泥の河』『蛍川』の順に読みましたが、年代順にいけば『泥の河』『蛍川』『道頓堀川』の順に読んだほうがいいかもしれません。
いずれの小説も会話に大阪弁のいい味が表現されています。「蛍川」だけは富山弁でしょうか。また、川や橋の名前、地名がよく出てきて、思わず地図がみたくなります。いずれもフィクションですが、著者の生い立ちが多分に小説に投影されているであろうということはよくわかります。奥行きがあって詩的な文章表現はとても気に入りました。私はまだ大阪にいったことがないのですが、いつかいくときは宮本さんの本をもっていこうと思います。

■これはたいへんなことになりました。特にガソリンの値上がりはいろんな影響を与えそうな気がします。私はこの冬も、ひっそりと、つつましく、読書中心の生活をするつもりです。〜以下新聞より〜
食パンやお菓子、ガソリンなど暮らしに身近な商品の値上げが1日から始まった。
 今後もタクシー料金や即席めん、ビールなど値上げラッシュが続く。出費がかさむ年末年始の家計にとって痛手となりそうだ。
 山崎製パンは1日、食パンや菓子パン、和洋菓子などを約8%値上げし、不二家もケーキやシュークリームなど定番の46商品の価格を段階的に引き上げ始めた。
 石油元売り最大手の新日本石油は1日から灯油やガソリンの卸価格を前月より6・7円(1リットルあたり)引き上げた。ガソリンの平均店頭価格は150円から155円程度まで上昇するとみられる。
 東京地区のタクシー運賃は3日から初乗りの上限が660円から710円に引き上げられる。ビールではキリンビールが来年2月1日から、アサヒビールが3月1日からそれぞれ値上げする予定だ。