『正法眼蔵随聞記講話』(講談社学術文庫)を読む

中国電力坂口監督のことが書かれた本『中国電力陸上部は、なぜ強くなったのか』をちょっとだけパラパラ読んだこと(ご紹介下さったS氏に感謝!)と、アエラ2月12日号に掲載されていた現代の肖像、サーファー石井秀明氏のことが書かれた文章を読み(ご紹介下さったO氏に感謝!)、このお二人に共通する重要な書物『正法限蔵』を、家の段ボールから引っ張り出して読んでみることにしました。学生時代、20年近く前に買った本です。このお二人にはとても関心があるのですが、このお二人とも『正法眼蔵』を読んでおられることに興味を持ちました。石井さんは、サーフィンを『行』ととらえる独特な発想の持ち主で、「平成の寅さん」といってもいいような(寅さんとはだいぶ違うか!)大変興味深い人物です。そして、『正法眼蔵随聞記講話』の文章は、今の自分にとても響きました。道元様のおっしゃっておられるような生き方はとうてい無理ではありますが、どこか道元様のお言葉にすがりたいという今の自分がいます。