東京マラソン2007

zen58842007-02-24

第1回東京マラソン2007が2月18日、行われました。国内のイベントとしてはかなり大きなものであったと思います。
大会に関わられた多くのみなさまに、こころよりお疲れさまでしたといいたいです。
ランナーにとって、雨の中でのスタートの待ち時間や、搬送された荷物を受け取るための待ち時間はかなりきつかったときいています。
ところでこの、東京マラソンは、いい面もあれば問題点もたくさんあったと考えています。
たとえば、ランナーにとってそれほどの時間制限を設けなかったことは、ドライバーにとってははたしてどうだったのでしょうか。
さて、今回は私は参加できませんでしたが、一市民ランナーとして、東京マラソンのことをあれこれ考えてみました。
東京マラソンは、よく諸外国の大都市のマラソンを参考(あるいは比較)にしているとの報道がありますが、これはその国の文化や実施場所の地域性というのものが深く関わっているように思います。このことについては海外主要都市のマラソンに参加したことのある方々のご意見をおききしたいところです。
○走ることと無関係な方々のために、この大会の何か明確なテーマというものがあると理解が得やすいかな、と感じました。この点はうすかったかな。これについては来年も変わらないかな。
東京マラソン翌日、NHKにて19:30頃、東京マラソンのことがいろいろ報道されていました。そこでゲストとしてこられていた有森裕子さんのインタビューにあった、東京マラソンに対する思い、そしてまた走ることのすばらしさを語る彼女の言葉は私のこころに痛く響きました。以下、そのごく一部を紹介させていただきます。

「(走ることを通して)ちょっとした変化を感じ取ることができる」
「テーマをもってやることに意義がある」
「走ることを通してメッセージを発信することができる」
・・・
 有森さん(の存在、言葉)は、女性トップランナーの先駆けであるばかりでなく、一般の市民ランナーの気持ちもしっかり理解しておられるように感じられ、感動しました。
今後の彼女の活動「ハート・オブ・ゴールド」にもこころより応援したいと思います。
○私は、東京夢舞いマラソンに参加し、ボランティアも行いました。この東京マラソンの実施により夢舞マラソンはなくなるという話もありますが、「東京マラソンより夢舞マラソンの方がおもしろかった」というかなり少数派の意見があるのではないでしょうか?これはかなりマイナーな意見であると思いますが・・・。
(夢舞マラソンは、都内の歩道を42.195キロ走る)
○さて、東京マラソンは来年も実施されることがほぼ決定されているかのようですが、某週刊誌、スポーツ誌においては、石原都政批判とあわせて東京マラソンの批判をしています。これはこれで、一ランナーとして真摯に受け止めたいと思います。

さて、来年は参加希望者増も見込まれ、都の補助金増もほぼ決定しているとのことです。はたしてどうなるでしょうか。今後の報道にアンテナを張っていきたいと思います。