<気>ランニングのすすめ3

実は職場で<気>ランニングの話を何人かの人にしたら、結構関心を示してくれました。<気>ランニングは、気功やヨガとの接点もあり、一般の方からも受け入れやすいかもしれません。
さて、今回は<気>ランニングの主な原理について紹介します。

原理1:柔と剛ー体の中心に意識を集中ー中心から動く
原理2:徐々に進歩ー一歩一歩着実に
原理3:中心の強い筋肉(インナーマッスル)を働かせた動きをする
原理4:バランスなったのとれた動きをする
原理4:うぬぼれは禁物

ひとつひとつ説明していくと長くなりますので、今回は「バランスのとれた動き」「うぬぼれは禁物」について引用、説明します。

〜引用開始
ランニングにおいては、バランスのとれた動きが必要である。太極拳と同様、「<気>ランニング」には、左右、前後、上下の6つのバランスがある。体の一部が前方に傾けば、それを補う後方への動きが生じる。体を前傾させれば、ストライドが後方に伸びる。体の一方がでれば、片方が戻ることになる。
体のどの部位からも助力なしに脚だけで走れば、アンバランスな状態で走ることになり、脚がオーバーワークになる。〜略〜<気>ランニングは体の各部位が相応に働き、全身統合された動きで走る走法である。すべての部位が調和のとれた働きをすれば、バランスのよい動きになる。
引用終了〜

次に「うぬぼれは禁物」についてです。

〜引用開始
「自然な動き」をテーマにする。個人の好みはさておき、自然の法則の中に身を置けば、あるべき姿で物事が進む。うぬぼれて結果やプロセスをコントロールしようとするのは、自然な形で調和を保って展開する道から外れることになる。〜略〜謙虚になるということは、ケガを味方につけて、何かが間違っていると知らせてもらうことでもある。「悪い走りだった」と反省すれば、悪いと思う理由をいって、弱点を指摘してもらい、必要な修正の相談に乗ってもらうことができる。難しいことにチャレンジしていると思えば、強いて「悪い走り」ということもない。代わりに、今日は「いい勉強になった」と思えばいい。
引用終了〜

私には特別なことをいっているわけではなく、とても普通のことをいっているようにも思えますが、いかがでしょうか?市民ランナーにとっては知っておいていい知識であると思います。
また、この<気>ランニングの書物は、繰り返しますが一般的な日常生活から人生訓まで幅広く応用のきく考え方であり、改めてランニングの奥の深さというものを感じさせられます。