『闇の子供たち』ヤン・ソギル著

本日読了です。
読んでいてつらくてなかなか読み進まず、何度もやめたくなりましたが、後半は結構一気に読んだ気がします。読んでいてどこまでほんとなのかと思いながら読み進んでいました。細かいところはフィクションも含まれているかもしれませんが、大きくは事実なのであろうと思いました。
本当に救いようのない話です。
タイとカンボジアの国境で行われてる幼児売買春、幼児人身売買、貧しい幼児から欧米諸国や日本への臓器移植などの問題が取り上げられています。
日本の経済的繁栄は、途上国の犠牲のもとにあるということは、以前からいわれていたことですが、この本を読むと改めて、現在の日本の平和は見せかけでしかなく、タイやカンボジアではいまもなお戦争状態であることを実感します。