再び「マザーテレサ」、そして少年によるホームレス殺害事件

 私は次のマザーテレサのことばがとても印象に残っています。
『世界で最も貧しい国が二つある。食料についてはアフリカであり、心が貧しいのは日本である。』
(※記憶によってかいていますので、ことばや表現は実際とは多少異なると思います)
 マザーはこのことばをどこで発表したかさだかではありませんが、日本人の心の貧しさと、食べ物よりも心の貧しさのほうが深刻であると述べていることは、このブログで紹介させていただきました。マザーが日本に滞在した期間は短いようですが、実際山谷地区の路地裏を歩いてみて、上のようなことを感じたのだと思います。
 さて、このマザーの言葉を皆さんはどう受け止めますか?そして日本で相次ぐ「少年」によるホームレスの暴行、殺害事件をマザーはどうみるでしょうか。最近、東京の赤羽公園でホームレス襲撃を計画した少年5人が、たまたまベンチで寝ていた掃除作業員に火をつけ大やけどを負わせたという事件がありました。同公園では、11年前にも少年5人がホームレスを暴行し死亡させた事件がおきています。11年後おきたこの同様な事件にはなぜか共通点が多いのは偶然でしょうか。
全国各地で同様な事件は相次いでおこっている状況です。
以下、少年たちのことばを引用します。
「ホームレスは死んでも構わない」
「自分を見ているようで腹がたった」
かなり考えさせられる言葉です。