『娘よ、ゆっくり大きくなりなさい』

『娘よ、ゆっくり大きくなりなさい』堀切和雅著 集英社新書
を読みました。
お子さんがミトコンドリア病という難病をもって生まれた、出生から4歳くらいまでの父親の手記。
東京新聞で連載されたものの新書化。
父親が「障害」(本には「障碍」と表記)をもった愛娘のことをこれだけ率直に綴った書物はもしかしたらけっこう斬新かも。本を読むのが遅い私ですが一気に読めました。
著者は、学生時代から劇団を主宰、最近まで大学で「身体表現」の講義をされていました。他に岩波「世界」の編集をした経歴などあり多彩な方で、この本を読むとふつうの父親であると同時に、そのような仕事をされてきた方なんだなということがうかがえます。
愛娘響(ひびき)ちゃんは5歳になっているはずです。いま、どうしているかな。
実は、私の大学時代からの親友と著者堀切さんとが深い親交があるということを知りました。